鳥がいなかったら人類が空を飛ぶことはなかったのか?
人類で初めて有人動力飛行という偉業を成し遂げた人物として、ライト兄弟がとても有名です。空への大いなる一歩ですね。
その有人動力飛行をした乗り物こそが現在の飛行機の原型となっていますが、この飛行機って誰がどう見ても鳥がモデルですよね?
そこでふと疑問に思ったのですが、この世界に鳥や虫がいなかったら、人が空を飛ぶということはなかったのでしょうか?もしくはずいぶん先の話、少なくとも私たちが生きている間に空を飛ぶということはなかったのでしょうか?
ライト兄弟の偉業から100年。今では飛行機やヘリコプターがあり、鳥でなくても空を飛べるということは当たり前の時代となりました。
しかし、ただ単純に空を飛ぶ(いや十分すごいことなのですが)ということは、それよりもさらに100年前の1782年に成し遂げられていました。
フランス人のロジェとダルラントという2人が、世界で初めて熱気球に乗って空を飛んだそうです。
こちらも人類にとって空への大いなる第一歩であるにも関わらず、全くと言っていいほど知られていない事実ですよね。
熱気球って、実物は見たことがなくとも写真やテレビなどで見たことがあると思います。
それを見る限り、鳥は関係なさそうなんですよね。形が全然違います。
というのも、そもそもこの熱気球、熱した空気が軽くなるということを利用して作られたものなので、鳥から着想を得ているわけではないんですね。
なので、鳥がいなかったら人は空を飛ぶことができなかったかというと、答えはおそらくNOでしょう。
ただ、人類は自由に空を飛びまわる鳥のことは大昔から見ていたわけです。ですので空を飛べたらなあという願望というのはずっと抱いていたことでしょう。
他にも、風で物が飛ばされたりというのも見ていたでしょうから、それらが全く影響していないかと言われれば、絶対影響はしていると思うので、NOとは言いつつも鳥がいなかったら10年、20年という遅れはとっていたかもしれませんね。
一方で他の考え方もしてみました。
鳥がいない世界=空を飛ぶ方向への進化ができない、風で物が飛ばない世界=空気がない世界
と仮定すれば、空を飛ぶという発想はほぼほぼ生まれないでしょうね。
ですから、その場合の鳥がいなかったら人は空を飛べなかったか、の答えはYESになります。
こっちの考え方は屁理屈っぽいですね笑
ですので私の結論としては、やっぱり鳥がいなくても人類は空をとんでいただろうなと思います。
でも、飛行機が発明されるのには時間がかかっただろうなとは思います。
そもそものモデルが鳥なので、そのモデルがいるのといないのでは全然違ったでしょう。
空を飛ぶものの代表としてヘリコプターもありますが、鳥がいなかったら、もしかしたら世界にはヘリコプターやオスプレイしかなかったかもしれませんね。